令和5年3月6日、交野市議会において、施政方針に関する一般質問が行われた。
松村紘子議員は、施政方針における学校整備について質問。市長・山本景氏は、令和5年度予算案に、施設一体型小中一貫校の建設に係る現契約が計上されていることや、その進捗状況について説明した。特に、保護者と市民から提案を受け、新たな提案も示しているとした。さらに、過去の議会での反対意見や疑問に応じて議論を続け、段階を踏んで整備を進める必要性を強調した。
次に、松村議員は水道料金について言及。市長は水道料金の13%値上げ凍結についての背景を説明。食品やエネルギーの高騰により、値上げは適切ではないとの認識を示し、値上げによる国庫補助金を受けることが将来的に市民負担の軽減につながる可能性を示唆した。
さらに、松村議員は市立認定こども園の建て替えについて質問し、現在の移転計画や今後のスケジュールについて尋ねた。市長は、保育需要の動向や計画策定の必要性を述べ、再編成に向けた検討を行っていると回答した。
また、松村議員は公共施設のバリアフリートイレについても言及。昨年末の宣言に基づき、整備状況や今後の計画について質問。市長は公共施設の現状を認識し、老朽化対策を見据えた取り組みを行う決意を示した。
これらの議論を通じて、交野市では教育や福祉、公共施設に関する施策が市民との対話を通じて進められようとし、未来に向けた展望が示されたといえる。