本日、交野市議会の令和元年第3回定例会が開催された。
主要な議題には、交野市企業立地促進条例の成立や、放課後児童健全育成事業の条例改正が含まれている。議員たちは、企業の新規立地を促進する内容について賛意を表明し、また放課後児童のためのサービス強化にも合意した。
さらに、令和元年度交野市一般会計補正予算についても審議が行われ、補正予算として住民に対するサービス向上が提案された。議長の久保田哲氏は、議案の重要性を強調し、適切な審議を促した。その中で、議案第86号について、収集業務の効率化に向けた見直し案が示され、持続可能な地域サービスの提供について問題意識が共有された。
また、議員提出の意見書が複数回あり、その中には「あおり運転」に対する厳罰化を求めるものや、台風19号からの復旧に向けた対策を求める内容が取り上げられた。特に、「あおり運転」に関する意見書では、近年の被害の増加に対する対応が急務とされている。提案者の野口陽輔氏は、社会全体がこの問題に真摯に取り組む必要があると呼びかけた。
採決の結果、議案は多くが可決され、一方で議員報酬の改正に関する議案については賛成少数で否決された。議員たちは、現下の経済状況を踏まえ、報酬には手を加えない方針を確認した。
最後に、黒田市長が退任する副市長についての感謝を述べ、次任として倉澤裕基氏を選任する議案も了承された。市長は、引き続き市民生活がより良くなるよう努める意向を示した。議会は、令和元年を終えるにあたって重要な議題の多くを審議し、有意義な結果を残したことを評価した。