令和5年10月25日に開催された定例会では、主に市民生活に関連する複数の重要なテーマについて議論が交わされた。
特に、高齢者施策に関しては、公明党の中谷政人議員が、対象者拡充や免許返納について質問した。副市長の艮幸浩氏は、令和3年度の対象者を拡充し、現在の施策改善に努めていると答えた。具体的には、交通系ICカード活用運賃補助事業の補助額が大幅に増量され、タクシーやバスの利用助成が充実したことが述べられた。さらに、令和4年の免許自主返納者数は256名に達したことも報告された。
次に、災害に強いまちを目指す施策でも、体育館へのエアコン設置についての質問があった。艮副市長は、指定避難所として体育館の空調設備を整える必要性を強調し、計画的に進めていると述べた。特に南海トラフ地震への備えとして、環境整備の重要性が強調された。
また、教育行政に関しては、特に小学校の少人数学級化について議論が活発に行われた。公平性と教育環境の向上を目的として、教育長の北田千秋氏が、低学年への30人以下学級導入を段階的に進めると述べた。この取り組みは、大阪府下で初めての試みであり、教育品質向上を期待されている。
さらに、市民の健康増進に向けて健康器具設置の提案も議論された。市民活動を促進するため、スポーツ施設の利用状況を踏まえた施策が今後の課題として示された。