令和3年9月3日、交野市議会が定例会を開催し、様々な報告と議案について議論が行われた。
特に注目されたのは、令和2年度の健全化判断比率に関する報告である。近田 邦彦企画財政部長は、実質赤字比率が出ていないことを強調し、全会計の合計額が38億2423万5000円の黒字となったと述べた。
次に、松川 剛水道事業管理者職務代理者は、水道事業会計の継続費精算報告を行い、その結果、事業が無事に完了したことを報告した。また、資金不足比率についても、資金が十分にあり、比率は生じないと説明した。
また、有岡 暢晋理事兼都市整備部長は、下水道事業会計の資金不足比率についても報告を行い、資金不足はないとの結果を述べた。これにより、交野市の水道及び下水道事業の財政状況は健全であることが確認され、議員からも肯定的な意見が相次いだ。
黒田 実市長は教育委員会委員の再任についても言及し、長谷川 深雪氏の適任性を評価。議会からの同意を得て、再任を決定したと発言した。また、固定資産評価審査委員会の委員についても吉田 良信氏を再任するとの報告があり、議会はこれを受け入れた。
議長の野口 陽輔氏は、日程の最後に、特別会計および一般会計の決算認定についての質疑を行い、大半の議案が異議なく採択された。議会は今後の常任委員会における案件審査を予定し、次回の会議を迎える準備を整えた。