令和4年12月22日、第4回交野市定例会が開催された。
重要な議題が議論され、いくつかの条例案が可決された。特に『交野市個人情報の保護に関する法律施行条例』は、賛否が分かれる内容となった。日本共産党を代表する皿海ふみ議員は、条例の改定についての懸念を表明。
彼女は「従来の条例が持つ市民の権利に対する理念が消失する」と主張し、プライバシーの侵害の可能性を指摘した。対して、多数派は「法改正に即した対応が求められている」と強調した。最終的に委員会からの提案は賛成多数で可決された。
『交野市教育委員会委員の数を定める条例の制定』においては、4名から6名に増員することが協議されたが、結果的に示された修正動議により時限的に増員される形が取られた。その修正提案は賛成多数で通り、議会では財政面での意見が多く寄せられた。教育行政に対する地域住民の関与を求める意見も多かった。
今回の議会では、様々な議案が一括で審議され、多くが満場一致で可決となったが、一部では反対意見もあり、活発な議論が交わされた。特に、交野市の財政状況を踏まえた職員給与の引き上げに関しては、慎重な姿勢が求められる。
また、議会では地域の視点を重視した条例の策定が進められていることも確認され、今後も市民の意見を汲み取る努力が続くことが期待される。