令和5年9月21日、与那原町議会で行われた一般質問で、教育、福祉、地域活性化について重要な報告がなされた。
まず、与那原町における不登校児の状況について、教育指導主事の呉屋武志氏が報告を行った。令和4年度の町内小中学校における不登校児は、合計99名であり、特に小学校では16名、中学校では59名が不登校であることが確認された。
その理由として、呉屋氏は「無気力、不安」「生活リズムの乱れ」「友人関係の問題」を挙げた。特に、学校生活に対する不安感が多く見られるという。
また、不登校児の卒業後の進路については、教育委員会が追跡調査をしていないため完全には把握できていないが、進学した児童生徒の状況は一部把握可能であると述べた。
次に、平成5年5月31日の文部科学省が提唱するCocoloプランについての説明も行われた。このプランは、不登校児童生徒への支援を強化し、学校風土の見える化を促進するもので、学びの保障を目指している。教育の分野は進化を続け、こうした取り組みによってより多くの児童生徒が学校へ通いやすくなることが期待されている。
さらに、与那古浜公園のバスケットコートに関しても、バスケットリングの数を増やし、利用者が安心して楽しめる環境を整備することが提案された。課長は、住民からの要望を受け、試験的にバスケットボールの設置を検討すると述べた。
その一方で、地域の酸素ステーションの必要性も浮き彫りになった。福士課長は、酸素療法が必要な患者への支援体制強化の重要性を強調し、災害時における対策の必要性を指摘した。
加えて、自衛隊の役割に関連する議論もあり、日米安保条約について町民に対する配慮を改めて考える必要があるとされた。今後、様々な社会情勢の中で、町民の安全と平和を守るための施策に対して、柔軟かつ迅速な対応が求められる。