八重瀬町議会では、先の台風による影響と今後の災害対策について議論が行われた。新垣安弘町長は、発電機貸出の仕組みについて検討しているが、現段階では難しさを強調した。さらに、災害用品の自治会への配備が行われない方針に対して、町民からの声があることも指摘された。
また、具志頭地域の臭気問題も浮上し、具志頭畜産からの臭気対策として、年に一度の臭気測定や簡易測定器の導入が提案され、関係者間での協議が必要であるとの意見が交わされた。町民からの要望が強い中で、これまでの対策の効果について疑問の声が上がる中、町はこの現状を打開するためにさらなる対策を検討し続ける必要があると述べた。
汚水処理計画についても意見が集まり、町内全体の浄化槽設置率が低い現状を踏まえて、今後20年度までに整備を進めるべく協議を行っている。特に合併浄化槽の利用促進が求められるなかで、速やかに実行可能な方針を策定するべきとの指摘もあった。
一方、議会の動画配信についても町民の関心が高まっている中で、報道を通じての情報発信が重要視されており、今後の進展に期待が寄せられる。町民がより参加しやすい環境づくりが求められており、そのためのシステム改善も検討されるべきとの意見が多く出た。