令和4年3月2日、八重瀬町議会の第2回定例会が開催された。議長の金城秀雄氏が開会を宣言すると、町長の新垣安弘氏が令和4年度施政方針を述べた。施政方針では、新型コロナウイルス感染症対策や町の未来に向けた施策が取り上げられ、特に「町民の生命及び暮らしを守る施策を重視していく」と強調した。
続いて議案の審議に移り、主要な議案として令和3年度一般会計補正予算が上程された。この補正予算には、歳入が178億2,324万4,000円、歳出も同額として計上され、従来の見積もりに対し、国からの交付金の増加が寄与していることが説明された。特に地方消費税交付金の増加は約1億5,100万円にのぼり、前年よりも増加したことが影響を与えているという。
また、議長は町民に対し、予算を省いて適切な使途を検討し、特に新型コロナウイルスの影響で経済状況が厳しい中での対応が求められるとの認識を示した。
次に、議案の一つとして、教育委員会の委員任命に関する同意が求められ、無事に可決された。また、議案第4号の国民健康保険特別会計補正予算についても審議され、今回の補正が実績に基づいていることが確認された。今回の補正では高額療養費等が増加している点も報告された。
今後2年間の事業展開において、公共事業が円滑に進むことが期待されている。特に国保や後期高齢者医療費、同じく保育所整備事業に各区域が利する形で意義を持たせることが強調された。議会では、特に民生や教育関係者から、子どもや高齢者への支援策が一層重要であるとの声が上がる中、議案の可決が相次ぎ、高い民意を背景にした施策の進展が期待される。