令和5年6月13日、八重瀬町で行われた第4回定例議会では、町長が提出した重要な議案が一連で可決された。
特に注目すべきは、八重瀬町一般会計補正予算第3号である。この議案は、歳入歳出それぞれに1億9,567万6,000円を追加し、総額157億7,639万5,000円となる。
補正予算の主な内容には、新型コロナウイルスワクチン接種対策や、諸経費の増加に対する対応が盛り込まれた。
教員養成に資するため、ICT教育強化事業が進行している。今年度、電子黒板の導入が決まり、総額3,768万3,800円で契約が結ばれた。これにより、教室内の学習環境が大幅に改善される見込みであると教育次長の屋富祖修氏がコメントした。
また、給食センターの運営についても議論された。民間業者に委託する計画が進行中であるが、神谷信夫議員が指摘したように、安全性や管理の手法に対する懸念が存在する。特に、アレルギーに対する対策や、管理栄養士による指導体制が確立されているかどうかが慎重にチェックされる必要があると保障されている。教育次長は、民間のノウハウを活かし、質を下げずに運営する方針を示した。
さらに、八重瀬町国民健康保険税条例および税条例の一部改正も議題に上がった。これにより、保険税収入の増加を見込む施策が実施されることになる。
最終的に、議会では八重瀬町における市民サービスの質向上に向けた先進的な施策として、議案が原案通り可決された。今後、町は多角的なアプローチで地域発展を目指す姿勢を一層強化していく意向を示している。