令和4年8月に実施された八重瀬町議会では、様々な課題が議論された。特に、学校給食の公費負担に関する要望が多く挙がった。
まず、統一協会との関係についての懸念が示された。神谷信夫議員は、過去に町長が同団体のイベントに参加した事実を取り上げ、行政への信頼性に影響を与える懸念を訴えた。参加したイベントは、西郷隆盛のひ孫による講演会であったが、彼の発言は仮に同団体の信用を高める結果となるとの指摘もあった。
次に、八重瀬町内の教育環境について、学校給食の無償化を進めるべきとの意見が挙がった。教育長は、無償化には約1億6千万円が必要であると明言したが、県の動向を注視しながら検討していくとのことだ。さらに、八重瀬町の人口増加に伴い、小中学校の過密化問題が深刻化している中、小中一貫校の設立が期待される。
農業についても、物価高騰が影響を及ぼしているとのこと。議員は、農業支援のための臨時交付金を活用し、安定的な支援策を求めた。今回の議会は、子育てや教育環境の充実を目指しつつ、農業政策の重要性も浮き彫りにした。