令和6年2月8日、八重瀬町議会第1回臨時会が開催され、複数の議案が上程された。新垣安弘町長は、令和5年度八重瀬町一般会計補正予算について承認を求めた。特に物価高騰対応として、総額674万9千円の補正額が計上されていると説明した。
議会では、午後10時から承認第1号及び議案第1号が審議された。承認第1号は、令和5年度一般会計補正予算(第8号)で、物価高騰対策としての支給が主な内容であった。副町長の石川勝弘氏は詳細を説明し、主にさとうきび安定生産確立対策と物価高騰対応給付金事業の支援金が含まれている。特に、物価高騰に関する支援金給付に関しては、迅速な実施を求める必要があったため、専決処分を実施した。
議案第1号は、令和5年度八重瀬町一般会計補正予算(第9号)の承認に関するもので、特に新型コロナ関連の支援事業が強調された。副町長は、補正額が3億5千956万1千円となっていると報告し、歳入歳出総額が181億6千542万3千円に達することを明らかにした。
また、議案第2号では手数料条例の改正が提案され、戸籍証明書の広域交付等にかかわる手数料が新たに定められると説明された。議長の神谷たか子氏は、全議員に配布された資料の069ページを元に、手数料改正内容を確認し、簡潔に議論を進めた。
議案第3号では、会計年度任用職員への給与及び費用弁償に関する条例の一部改正が提案された。総務部長の神谷学氏は、令和5年の人事院勧告による給与看護を踏まえた改定内容を説明し、遡及支給が行われることを強調した。特に給与が増額され、全体で2800万円程の費用が見込まれる。
議会では、「同一労働同一賃金」を巡る質疑も交わされ、議員は公平で透明性のある職員給与制度を求める声をあげた。議長は、条例改正を経て新年度からの実施を確認したところ、全ての議案は可決されたことが伝えられた。