令和6年3月22日に八重瀬町議会の第2回定例会が開催された。
議長の神谷たか子氏が開会を宣告し、全16名の議員が出席したことが確認される。
この定例会では、町長提出の複数の議案が紹介され、特に令和6年度一般会計予算が話題に上った。
町長の新垣安弘氏が、歳入・歳出それぞれ182億3,470万円とすることを提案し、重点施策として教育や福祉への投資を強調した。
また、予算案に関しては、しっかりした財政基盤のもと、町民満足度の向上に向けた施策が必要とされる。特に新垣正春議員は、一般会計予算の中での土地区画整理事業の扱いに疑問を呈し、町の財政に負担をかける可能性を指摘した。
新垣議員は「同じ行政内での言い値の売買締結は問題」とし、今後の透明性確保を求めた。
続いて、健康保険証の存続を求める陳情や監査委員への税理士の登用に関する議題も取り上げられた。健康保険証の問題は多くの住民に影響を及ぼすもので、特に高齢者や低所得者層からの関心が高まっている。
さらに、八重瀬町議会基本条例に関する調査特別委員会の設置、さらには自衛隊の訓練整備に関する要望決議も賛成多数で可決された。
永山清和議員は、自衛隊訓練場の件について「地域の教育環境に悪影響になる」とし、白紙撤回を求める決議の必要性を訴えた。
今回の定例会においては、多様な議題が取り扱われ、今後の八重瀬町の発展に向けた重要な決定がなされた。議会終了後、神谷議長はすべての出席者に感謝の意を示し、会議が無事に終了したことを報告した。