令和3年6月18日に開催された八重瀬町議会第5回定例会では、様々な重要議題が取り上げられた。
特に、新型コロナウイルス感染症対策については議員から活発な意見が述べられた。神谷清一議員は、町内の飲食店の厳しい状況や、ワクチン接種の進捗について質疑し、町の支援の必要性を強調した。町長の新垣安弘氏も、その重要性に言及し、積極的な支援体制の構築を約束した。
環境影響評価に関する議題では、南部広域行政組合の配置案について議論が交わされた。上原勝彦議員が、畜産事業者の全面移転を求める意見を述べ、町長はこれに対し同時移転が行政課題の解決になるとの認識を示した。特に、具志頭地域においては新しいコミュニティ作りが必要であり、町長は積極的な計画作成に向けた意欲を示した。
また、具志頭浜と玻名城の郷ビーチの利用に関して、町長は自然環境の重要性を強調し、看板の設置や利用者へのマナー啓発を進めることを表明した。加えて、焚火禁止などのルール作りも議論され、地域住民との協力が必要であることが確認された。
続いて、沖縄振興特別措置法に基づく一括交付金についても説明があった。昨年度の人件費について、町長は教育関連の配置の重要性を述べ、持続的な支援が求められることを強調。今後も地域住民への支援を継続していく方向性を示した。
最後に、記念碑についても話題に上り、平良朝治さんと平仲信明さんの功績を称えるための記念碑の移設計画が話された。観光資源としての地域の魅力向上を図ることが重要であり、今後の行政の取組みが期待される。