令和5年12月14日、八重瀬町議会定例会において、複数の重要な議題が取り上げられた。
特に悪臭対策に関する議論が目立ち、町内から寄せられた苦情の件数が報告された。
具志頭地区や富盛地区からの苦情があり、その対策について町の取り組みが議論された。
新垣安弘町長は、具志頭畜産など問題のある施設に対して、現場視察やアドバイスを行っていると発表。
「当該施設には消臭対策を指導したが、地域の皆様のご協力が不可欠」と述べた。また、必要に応じて会議を開催し、より効果的な対策を模索する考えを示した。
次に、最終処分場の建設に関しては、町内自治会から2箇所の候補地が推薦されており、12月27日までに南部広域行政組合へ報告予定であることが説明された。
「地権者の同意が得られ次第、正式な手続きに進む」とのことで、地域住民との連携を重視する姿勢が強調された。
一方、既存の農業事業や環境に対する影響も考慮し、透明性のある手続きが重視される。
また、執行部の見解では、議会における議員の発言に対する責任や、SNSでの情報発信についても厳しく言及された。
新垣町長は、自身の考えを冷静に発信することが重要であり、誤解を招く表現には慎重さが求められるとした。
「情報は正しく発信し、町民の理解を得ることが必要」とも強調した。
このような中、今後の悪臭対策の強化を図りつつ、最終処分場建設に関して適切な手続きを進める姿勢が見受けられる。
八重瀬町として、地域の課題解決に向けた取り組みを一層推進する必要性が再確認された。