令和6年八重瀬町議会第2回定例会が、令和6年3月4日に開会された。
この会議では、各年度の予算案が中心に議論され、特に八重瀬町一般会計予算や健康保険特別会計予算が提出され重要な提案となった。町長の新垣安弘氏は、令和6年度の八重瀬町一般会計予算について、歳入歳出の総額を182億5,000万円とする旨を説明した。これに続き、国民健康保険特別会計予算についても同様に、約37億1,147万円の歳出が計上される予定であると述べた。
新垣町長は、この予算案が住民サービスの向上や地域活性化に寄与することを強調。また、スポーツ施設の改正案もあり、スポーツ振興課長の知念幹雄氏は、八重瀬町の体育施設使用料の改定の理由として、近隣市町と比較して低額であるため、効率的な運営見直しを図ることを説明した。具体的には、テニスコートやトレーニング施設の料金について、町外の利用者に対して値上げを行う趣旨を述べた。
また、議案として提出された条例改正案には、町外からの利用者引き上げを狙いとした料金改正が含まれ、町内の利用者が利便性を享受できるよう配慮されている回答もあった。町内の利用者が多くを占めていたテニスコートについては、料金の見直しに伴う影響も懸念され、さらなる議論が注目される結果となった。
その他、事務委託の廃止に関しても、全国広域の戸籍証明書交付制度の開始に伴う変更が提案され、地域の連携を強化するための協議も行われた。特に豊見城市や南城市との間での協議が進められたことにより、施設利用やサービス提供の面でも改善が見込まれる。