令和2年3月27日、八重瀬町議会第3回定例会が開催された。
この日の会議では、令和2年度の各種予算案が可決された。議案第11号は八重瀬町の一般会計予算案で、新垣正春総務厚生常任委員長が「原案可決」と報告した。続いて、国民健康保険特別会計予算の議案第12号も同様に可決された。
さらに、後期高齢者医療特別会計予算の議案第15号も可決され、委員長の報告に対する質疑や討論は行われなかった。採決は全員起立で確認され、全ての予算案は原案通りの決定となった。
次に、陳情として本土と沖縄の医療格差の是正を求める意見書は、神谷たか子議員が説明を行った。意見書では、心臓移植を受ける患者への宿泊費の予算確保を求める声が強調され、全会一致で採択された。
続いて、決議第1号が上程された。こちらは首里城再建に関する要望決議で、神谷信夫議員から提案された。昨年の火災で失われた首里城の重要性が語られ、早期再建を求める内容であった。決議も全会一致で可決された。
最後に、八重瀬町議会委員会条例の改正や議員派遣に関する決議が上程され、人事関連の報告が行われた。定年退職を迎える職員の挨拶が続き、金城勇誠総務課長が感謝の意を表した後、議会は無事に閉会された。今回の定例会では、重要な議題が無事に議決されたことが伝えられる。