3月25日に開催された令和4年八重瀬町議会第2回定例会では、8件の議案が提案され、重要な決定が下される。
まず、八重瀬町の選挙管理委員会の委員と補充員の選任についてが承認された。議長の金城秀雄氏は、新たに選ばれた委員たちの決意を称賛し、今後の選挙の円滑な運営に期待を寄せた。
次に、令和4年度八重瀬町一般会計予算は原案通り可決された。この予算案では、町の社会福祉や教育施策の充実が図られる。新垣安弘町長は、地域住民に配慮した施策を進めていくという決意を示す。
さらに、国民健康保険特別会計予算と後期高齢者医療特別会計予算も承認され、これにより医療サービスの持続可能性強化が目指される。これらの予算に対し、神谷秀明議員は特に高齢者福祉への関心を強調した。
議案第41号の八重瀬町と糸満市との市町村境界訂正の提案では、地域の境界改善が図られ、今後の行政運営がスムーズに行われることが期待される。新垣安弘町長は、この訂正により地域住民の利便性の向上を訴えた。
また、議案第37号の八重瀬町港川遺跡公園設置及び管理条例の制定は、教育及び文化の向上に寄与する施設の設置を目指すものであり、特に観光客の誘致の面での効果が期待される。ここでは、教育次長の新垣正次氏が文化財保護の重要性を強調した。
さらに、陳情第2号「運転代行業者への事業継続緊急支援措置」については全会一致で趣旨採択された。市民生活の安定を図るため、地域の事業者への支援が重要であるとの認識が議会内で共有された。
最後に、議案第39号八重瀬町観光拠点施設、観光・地域交流宿泊施設の管理に関する基本協定書の変更に関して、議会は全会一致で可決した。これにより、観光物産協会の設立と共に地域振興の新たな拠点としての役割を果たすことが期待されている。