八重瀬町議会の第4回定例会が令和元年6月12日に開催された。
町長の新垣安弘氏は、子育て世代包括支援センターの設置に関する質問に対し、県内での設置状況を紹介した。
このセンターは、妊娠や出産、育児に関する相談を一元化し、切れ目のない支援を行うものだ。現在、県内には六カ所の設置が確認されており、町としても設置に向けた協議が行われている。
新垣町長は、具体的な設置時期や課題について、児童家庭課と健康保険課が連携しながら進める方針を示した。
次に、デマンドバスの導入についての質問があった。子育て世代や高齢者などの交通手段の確保が求められており、町は試験的にデマンドバスの導入を検討している。
新垣町長は、これに対して南部徳洲会病院や糸満市の事例を参考にし、実現に向けての調査を進める意向を示した。また、地域の交通アクセスを改善することも重要だと強調した。
さらに、南の駅やえせの現状についても説明が行われた。南の駅は観光の拠点として、昨年2周年を迎えた。来客数も増加し、各種イベントにより活性化が図られているが、さらなる取り組みが求められている。
南の駅での販売促進のために、地元農産物や商品を取り入れる試みが進められるとともに、ハンドメイド品の取り扱いや地域の特色を生かした商品開発の提案もあった。