令和4年10月21日、八重瀬町議会第8回定例会が開催された。議会では、主に観光物産協会の設立とその活動に関する議論が中心となった。特に、八重瀬町観光拠点施設の指定管理者として、観光物産協会が選ばれることになった背景にあった。
上原勝彦議員は、これまで町の観光振興が十分に実施されていないと指摘した。「観光物産協会には頼む価値がある」と強調し、今後の成果に期待を寄せた一方で、職員体制や支援の必要性も訴えた。
町長の新垣安弘氏は「観光協会を支援するには役場の協力が不可欠だ」と述べ、設立したばかりの組織がしっかりと運営できるように取り組んでいくと誓った。資料の中では、初期投資や計画書の詳細な内容が現時点では未確定であることが言及され、この点に対しても懸念の声が上がった。
また、陳情第18号の「県産品の優先使用について」や第19号「饒波川の氾濫防止について」の審査が行われ、前者は賛成多数で採択、後者は全会一致での採択となった。これにより、八重瀬町の地域振興や雇用問題への取り組みが重視されることになる。
議会では、今後の観光振興策について活発な意見交換がなされ、観光物産協会のさらなる成長と具体的な施策の実行が求められた。特に、八重瀬町を訪れる観光客に対して、魅力的なサービスを提供するために、持続的な組織運営がキーポイントとなる。また、観光拠点施設での体験事業やイベント開催の充実が必要との意見も多く寄せられた。