八重瀬町の令和5年第7回定例会が、12月13日に開催され、各議案が審議された。
本会議では、特に指定管理者の指定に関する議案が多く上程されており、全21件の農村公園の指定管理者再指定が承認された。
議案第73号では、八重瀬町種苗センターの指定管理者に農業生産法人株式会社じんぐらーファームが再指定される。町長の新垣安弘氏は、応募者が同法人のみであったため、プレゼンが行われ、その審査を経て再選定に至ったと説明した。
また、議案第74号をはじめとした議案では、地域の自治会が指定管理者に選ばれているのが特徴だ。例えば、みなとがわ公園緑地広場、友寄農村公園、世名城農村公園など、地域密着型の管理が期待されているという。
一方で、議案第96号として運動公園施設整備工事の変更契約が提案された。新垣安弘町長は、この工事により防草コンクリートの追加工事が行われることを説明し、変更前の契約金額と変更後の金額に差が出ることを示した。
さらに、議案第97号では令和5年度における学習者用端末整備事業の物品売買が審議され、児童生徒用端末の追加購入が必要であると示された。これにより端末数が増えることが期待される。
質疑応答も活発に行われ、特に指定管理の実績や管理費用の増加、また地域の清掃活動の必要性に関する意見が相次いだ。特に、質疑者の上原勝彦議員は指定管理者の管理エリアの清掃状態について強調し、管理移管前の清掃作業の必要性を訴えた。
最終的に、すべての議案は原案通り可決され、地域の施設や事業に対する管理体制の強化が確認された。