令和4年3月23日、八重瀬町議会の定例会が開催され、町道白川線の安全対策に関わる議論が行われた。
これに対しては、町長の新垣安弘氏が、町道の道路安全施設の老朽化について認識しているとしつつ、急を要する対策を実施する意思を示した。具体的には、飛び出し防止柵や転落防止柵、ガードレールの交換計画を示し、この作業を町の単独工事の予算で検討すると述べた。
また、安心して通学できる環境を整えるため、子どもたちの安全を守るための進入防止柱の設置についても言及。特に白川小学校周辺の交通安全の強化に焦点を当て、問題の深刻さを再認識した。議会内では、特に通学路の安全対策に対する意見が多く出され、早急な対策が求められた。
次に、小城担い手宅地用地の規制緩和についても議論があった。主に農地法に基づく土地の譲渡の問題であり、議員の神谷秀明氏は、「担い手であれば1200坪未満の土地の譲渡を容易にすべきだ」と訴えた。具体的な要件が示され、今後の対応が期待されている。
さらに、西部地区農業者トレーニングセンターの解体にともない、落下防止フェンスの更新要請も行われた。トレーニングセンターは地域に密着した施設であったが、その老朽化したフェンスについてはすぐに対処する必要がある状況であり、町としても補助事業等を通じて対応を検討すると述べた。
この議論を通じ、現在の八重瀬町における公共インフラの維持管理の重要性が改めて認識され、全議員からは安全対策の充実を強く求める意見が相次いだ。