令和3年6月9日に開会した八重瀬町議会第5回定例会において、様々な施策が議論された。
会期は6月9日から6月18日までの10日間に設定され、議長の報告では、今後も新增施策が予定されていることが示された。町長の新垣安弘氏は、3月から5月にかけての行政活動についての報告も行い、特に観光事業や防災教育への取り組みを強調した。特に、コロナ禍における町民への影響にアプローチする施策が必要とされている。
また、令和2年度一般会計繰越明許費繰越計算書が提案され、総額5億1,119万8,650円が翌年度に繰越されることとなった。町長は、この繰越によって引き続き地域振興に力を入れる姿勢を示し、特に新型コロナウイルス感染症に対する対策の充実を訴えた。
さらに、令和3年度八重瀬町一般会計補正予算（第3号）についても重要な議題として取り上げられ、歳入歳出の総額は151億4,925万8,000円に達する見込みで、特に観光施設の改修や経済支援策が盛り込まれている。
議案第31号では、八重瀬町こども学習センター図書館事業における備品購入契約の締結が承認され、契約金額は3,080万円となった。教育次長の新垣正次氏は、木製の家具を使用する方針が取られ、地震対策についても言及した。
一方、スポーツ観光交流施設造成工事の変更請負契約についても承認され、工事の履行期間が延長され、新たな工事計画の進行が約束された。総じて、議会は新型コロナウイルス対策や地域振興策へ向けた実行力を強める決意を国家機関と共有した。