令和元年八重瀬町議会第7回臨時会が10月10日に開かれ、重要な議案や決議が審議された。
今回の臨時会では、町長提出の議案第54号「令和元年度八重瀬町一般会計補正予算(第6号)」が主要な議題の一つであった。町長の新垣安弘氏は「地方自治法第218条に基づき、補正予算について提案します。この予算は主に東風平郵便局の移転に関連している」と説明した。具体的には、約1億7,900万円の経費が繰り越され、移転補償費用が含まれている。
議案に対しては本村繁議員が「郵便局の移転先はどうなるのか」と質疑を行った。これに対し、土木建設課長の金城進氏は「県道77号沿いの農地に新設予定です」と回答した。議会では、その後も質疑が行われ、町民の利便性を考慮する声が上がった。結果、議案第54号は原案通り可決され、予算の承認を得た。
続いて、決議第10号および決議第11号が審議された。決議第10号では、最近の豪雨による影響を受けて、2級河川報得川の早期整備を求める内容であった。平良真也議員が提出したこの決議に対して多くの賛同があり、採決の結果、可決された。講義では、町民の生活や農業経営に及ぼす影響について、切実な声が聞かれた。
また、決議第11号を取り上げ、神谷秀明議員が水質保全対策事業整備に関する要請決議を提案。これも原案どおり可決され、地域の環境保全に向けた取り組みが求められることとなった。
本日の臨時会は、開会からおよそ20分で終了し、金城秀雄議長のもとで進行された。議長は「議決された内容の整理を委任します」と締めくくり、会議は閉会した。今後の施策実施に向け、町の持続可能な発展が期待される。