令和元年八重瀬町議会第6回定例会が開催され、平成30年度の各会計決算の認定が議題に上がった。
町長の新垣安弘氏は、一般会計と特別会計の決算について提案し、地方自治法に基づく説明を行った。中でも、一般会計の歳入決算額は137億9,703万3,364円で、収入率は98.4%に達したと述べた。
特別会計に関しても詳細が報告され、国民健康保険特別会計の歳入決算額は37億1,165万5,181円、収入率は94.0%であった。これに対し、歳出決算額は38億8,544万8,770円で、マイナス1億7,379万3,589円となり、平成31年度へ繰上充用されることが決定した。
また、本村繁議員から町営住宅の不納欠損についての質疑があり、予算計上について課題が指摘された。総務課長の金城勇誠氏は、町営住宅の使用料は税とは異なり不納欠損の扱いがない旨を説明した。
次に、質疑は各議案において行われたが、認定第2号から第5号までについては質疑がなく、すべて総務厚生常任委員会へ付託されることに決まった。確認の結果、議員からの異議はなく、議長の金城秀雄氏が従って進行を進めた。
全体を通して、財政健全化のための重要な決算書が審議され、委員会での詳細な検討が求められることとなった。町民の負担軽減を意識しつつ、今後の政策がどう展開していくかが注目される。最後に、定例会は円滑に散会され、全ての日程は終了した。