令和2年3月4日、八重瀬町議会第3回定例会が開かれ、複数の議案が上程された。議案第16号では、八重瀬町具志頭老人福祉センターの指定管理者として、八重瀬町シルバー人材センターを選定する提案がなされ、継続的な管理体制を確保することが目的とされた。
町長の新垣安弘氏は、介護施設の運営における実績を示しつつ、「高齢者の方々の活動の拠点となるため」と強調した。質疑応答では、特に質疑はなく、議案はそのまま可決された。
次に、議案第17号では八重瀬町職員の給与条例の一部改正が提案された。人事院の勧告を受けて住居手当の改定や部長級職が新設され、給与制度全体が見直されるという。この改正により、住居手当がこれまでの1万2,000円から1万6,000円に引き上げられ、また職務級の細分化が図られた。
総務課長の金城勇誠氏は、「住宅手当の改定により、職員の生活支援を目的とし、昇給も含めて適切な給与の提示を目指す」と述べた。議案はまたも異議なく可決され、議会の支持を受ける。
さらに、議案第18号では勤務時間と休暇に関する条例の改正が行われ、時間外労働の上限を定める仕組みの導入が予定されている。これは、働き方改革に基づいて時間外労働の上限を設けていくもので、職員の健康管理を見据えたものである。議案は質疑なしで可決され、迅速に進行した。
また、議案第19号には家庭的保育事業に関する基準の改正が提案された。この改正により、保育施設の基準が見直されることが目指され、今回の変更は法令に基づくものであるとされ、スムーズに進行された。
次に、議案第20号では国民健康保険税の改正が提案され、納期が8期から9期への変更が行われる。これにより保険税の負担軽減を図るというもので、町民の理解を求める方針が示された。
続き、議案第21号および第22号の両議案も可決され、特に第22号では新管理棟の設置に伴い、施設使用料の設定が行われた。サッカー場の利用促進としての意図が確認され、町のスポーツ振興策の一環として施策が進められる。議事は質疑なく、全ての議案が可決を見せた。
最後にヤエセ町長は、「議会の支持を受けて、町民生活の向上に努めたい」と締めくくり、本日の会議を終了した。