令和4年3月定例会では自治会活動の活性化、具志頭地域の都市計画、スポーツ振興について議論が交わされた。
新垣正春議員は自治会加入率の低下傾向を指摘し、町内の加入状況について質問した。令和2年12月末時点で加入率は約67%となり、地域課題に直面していることを訴えた。自治会の役割や地域の力を活かすために、加入促進の意義を示す必要性についても議論があった。特に、加入がもたらす具体的な利益を明示することが改革につながると指摘された。
加えて、自治会活動に対する助成制度の充実も求められた。財源が乏しい自治会に対し、町は宝くじ助成や公民館修繕の補助金などを提供しているが、新垣議員は設備の更新や自治会の役割に応じた助成額の見直しを提案した。特に公民館の照明設備が老朽化している現状には、より柔軟な支援が必要とされた。
次に、具志頭地域の都市計画に関する議論では、新垣議員が合併以来の状況を踏まえ、都市計画区域への編入・土地利用の見直しを求めた。特に公共交通の発展が地域活性化につなげるとの認識を示し、住民意向を反映した調査・検討を求めた。さらに、都市計画区域への編入に必要な基礎調査を推進し、その過程で町民の不安を払拭する努力が求められた。
最後にスポーツ振興について、この町の体育協会の役割や組織の見直しが重要視された。 ダンスやエイサーなどを通じて地域活性化につながるイベントの強化が語られ、体協が果たすべき役割について再認識がされた。各自治会の支部活動の活性化を促すために、協力的な関係を築く必要性が指摘された。今後は、スポーツ交流マネージメント計画に沿った具体的なスケジュールの提示が期待される。
地域自治活動の充実や都市計画の進展、スポーツ振興は、町民生活の向上を目指す重要な課題であり、今後の取り組みが注目される。