令和2年9月7日に開催された八重瀬町議会第7回定例会では、数件の重要な議案が上程され、討議の結果、ほぼ全てが可決された。
特に注目されたのは、白川小学校の増築工事に関連する議案第49号である。町長の新垣安弘氏は、この契約は既設校舎の設備を改善するためのものであると説明した。契約金額は変更前の5,973万円から6,286万5,000円に増額され、整備される具体的な内容には、衛生器具やガス設備、浄化槽設備が含まれるとのこと。教育次長の新垣正次氏は、工事の詳細について説明を行い、質疑が行われた結果、異議なく可決された。
次に、議案第50号の慶座地区舗装工事が上程され、町長はこの工事が農道のアスファルト舗装整備に関わる重要な案件であると述べた。契約金額は5,335万円で、工期は150日間とされている。経済建設部長の金城進氏は、具体的な工事の概要を示し、地域における交通インフラの向上に寄与するものであると強調した。
また、議案第51号に関しては、学校線道路の整備工事が審議された。契約金額は7,370万円、履行期間は180日とされ、歩道と排水路の整備が含まれる。経済建設部長はこの工事が地域の安全性向上に寄与することを説明し、質疑の結果、こちらも異議なしで可決された。
さらに、農業用機械運搬車の購入を含む議案第52号も可決された。町長は新型コロナウイルスの影響を受けた小規模農家の事業支援に繋がるとし、契約金額は514万6,526円である。また、会計課長は令和元年度の歳入歳出決算認定について説明し、各特別会計の決算状況も報告された。特に一般会計においては予算現額を超えた収入があり、評価される結果となっている。
今定例会では、地域振興と公共サービスの充実を目指した議案が次々に可決され、八重瀬町の.infrastructureの改善に向けた具体的な施策が実施されることが期待されている。議会はこのように、地域の未来を見据えた議論を展開していることが浮き彫りとなった。