令和3年9月17日に開かれた八重瀬町議会第7回定例会では、コロナ禍による影響や地域の安全対策が議論された。
特に新型コロナウイルス感染症対策については、子どもや独居者の安否確認が主要な関心事となっている。この中で、総務課長は、「家庭内の感染者の動向を把握するための情報が県から入らず、対応が困難」と述べ、町民の健康維持の重要性を訴えた。
また、病児保育についても取り上げられ、徳洲会病院が行っている病児保育の利用状況が説明された。登録制の運用が進められており、迅速な対応が求められているという。さらに、ファミリーサポートセンターの役割が重要視され、地域の保育環境が安定するよう呼びかけが行われた。
道路安全対策と登下校時の混雑も問題視され、特に白川小学校と幼稚園の周辺での交通の流れが懸念されている。教育委員会の取り組みとして、自家用車での送迎時の注意事項や地域ボランティアの協力が紹介され、混雑緩和のための取り組みが重要視されている。
最後に、字東風平1221-4番地の町道安全対策としての道路整備やガードレール設置が提案され、住民の安全確保が強調された。経済建設部長は、補助事業の利用可能性について前向きな姿勢を示し、安全対策に取り組む方針を表明した。町長は、地域のニーズに合った整備を行うことが重要であると認識していると述べた。
新しく策定される農業振興に向けた政策についても言及され、今後の農業支援に積極的に取り組む姿勢が示された。特に地域資源を生かした農業の発展が期待され、持続可能な農業モデルの構築が課題である。