令和4年8月2日、八重瀬町議会は第6回臨時会を開催し、議案第63号及び議案第64号を審議した。
議案第63号では、令和4年度八重瀬町一般会計補正予算(第3号)が提案され、歳入歳出の総額にそれぞれ1億9,762万2,000円の追加が計上され、総額151億1,266万8,000円となる。
この補正予算により、特に新型コロナウイルスワクチン接種対策や学校給食に関する支援事業が新たに導入され、早急な支援策の実施が求められている。副町長の石川勝弘氏が詳しく説明したように、学校給食費の支援事業には1,099万2,000円が盛り込まれており、物価高騰による影響を緩和する意味合いが強調された。
議案第64号の健康増進機能強化整備工事については、契約金額が変更され、工期を延伸する形式で議会に提案され、最終的に9月30日までの完了を目指すことが決定された。町長の新垣安弘氏がこの変更の必要性について説明し、沖縄県赤土等流出防止条例に基づく工事の構造変更が求められることを具体的に述べることにより、工事の内容が理解される形となった。
質疑応答では、議員たちが特に工事の延期に関する懸念を示し、完了が大幅に遅延することの影響について厳しい意見が交わされた。神谷信夫議員はこの点に特に注目し、過去3回の工期延長がもたらした町民への影響を指摘し、町長の責任も問う形で具体的な対応を求める発言があった。教育次長の新垣正次氏は、天候などの要因による工期の延長を説明し、現在の工事の進捗状況が波を打ちながらも目指す日時に達成できるよう努力している旨を述べた。
今回の臨時会では、効果的な補正予算案の承認と、健康増進機能強化工事の進行について、議会全体で質疑応答が行われた。今後、町としては新型コロナウイルス対策に迅速に取り組む必要があり、地域住民の健康を保つための施策が急務であると言える。