令和3年2月18日、八重瀬町議会の第2回臨時会が開催された。議会では、令和2年度八重瀬町一般会計補正予算や新任の委員の選任案などが審議された。
本会議では、初めに議案第4号、令和2年度八重瀬町一般会計補正予算(第10号)について町長の新垣安弘氏が提案を行った。この補正予算には、新型コロナウイルスのワクチン接種体制の強化に関連する経費も含まれており、歳入として国庫支出金1,510万5,000円が追加されることとなった。
副町長の石川勝弘氏は、具体的な歳出の内訳について説明を行い、補正後の歳出総額は186億1,037万3,000円となることを発表した。さらに、補正予算の中には、学校や公園に設置される健康遊具についての予算も含まれており、合計で593万6,000円の追加が見込まれている。
会議では、本村繁議員が教育支援に関連して予算の減額について懸念を表明した。彼はコロナの影響を受けて困難な状況にある家庭への支援が重要であると訴えた。新垣正次教育次長は、減額の理由が申請者の実績に基づくものであるとし、通知を行っていることを説明した。
また、同意第1号から同意第4号までの固定資産評価審査委員会の選任案件が一括上程され、全て可決された。教育委員会委員には、上地由希子氏の任命が決定した。新垣町長は、今回の同意において若い委員が選任されることについて期待を寄せている。議会は特に問題なく議事を進め、全ての議案は賛成多数で可決された。
最後に、会議は午後2時40分に閉会となった。議長の金城秀雄氏は、会議の円滑な運営に感謝を示した。本臨時会において決定された内容が、今後の八重瀬町の行政運営に寄与することが期待されている。