令和5年9月25日、八重瀬町の定例会議において、台風6号による影響について詳しい報告が行われた。議会では、台風によって公共および民間の施設に大きな被害があったことが強調された。
特に住家の損傷や農業への打撃が懸念され、罹災証明書の発行状況は23件にも上ったことが明らかとなった。町長は、復旧に向けて応急修理や修繕のための予算措置を行う意向を示した。
また、文化財に関しては、町指定の「ギーザ井」への影響がなかったとの確認が行われたが、今後の対策については重要性が指摘された。ギーザ井周辺の崩壊や土砂流出に関して具体的な対策が求められている。
都市計画に関する報告では、具志頭地域の土地利用についてのアンケート調査結果が発表された。地域住民の要望に基づく勉強会も計画されており、地元住民との協議が進められる予定である。教育行政の側面でも、町内中学生の学力向上や部活動の参加状況について深掘りがなされ、特に部活動の不参加率が高い現状が懸念された。解決策として地域クラブ活動との連携が提案され、行政側でも関与していく方針が示された。
一方、保育行政では、食料費や光熱費の高騰が影響していることが報告され、各保育施設への支援が行われていることが確認された。今後も町としての支援策の一層の強化が期待される。