令和2年1月21日、八重瀬町議会で第1回臨時会が開かれた。
この日の会議では、いくつかの重要な議案が上程され、議論が行われた。特に、議案第1号の一般会計補正予算が注目された。町長の新垣安弘氏がこの補正予算について詳細に説明した。
補正額は8,937万円であり、歳入歳出総額は138億5,883万円にのぼる。新垣町長は「これにより教育や福祉、さらには公共事業に充実した対応が可能になる」と強調した。特に、ふるさと納税に関する寄附金が6,200万円増加し、その資金をどのように活用するかも議論となった。
次に、議案第2号の白川小学校の増築工事請負契約が提案され、児童数の増加に対応するため、3階建ての新たな普通教室を設ける計画が発表された。学校教育課の新垣正次課長は、「この増築は、普通教室3教室と男女便所を含む」と説明し、予定される履行期間は令和2年1月22日から令和2年12月28日までとした。
さらに、議案第3号の白川小学校機械設備に関する請負契約も了承された。この計画は、教室の増築に伴う設備整備を目的としている。契約金額は5,973万円で、こちらも児童数の増加に対応する重要な施策となっている。
この一連の議案について、各議員から質疑が行われた。特に本村繁議員からは、工事完了前の教室不足の懸念が指摘された。新垣課長は「特別教室の一時利用で克服する計画だ」と述べ、適切な対応策を説明した。
本会議は無事に進行し、議案はすべて原案通り可決された。会議は午前10時5分に開会し、午前10時55分に閉会した。八重瀬町は今後、これらの施策を通じて地域の発展を図ることを目指している。