令和3年7月30日に行われた八重瀬町議会第6回臨時会では、日本国内の自治体における市民生活の基盤強化が議題に挙げられた。特に目立ったのは、一般会計補正予算に関する両議案で、特に子育て支援や災害対策などが提案されている。
議案第5号では、令和3年度八重瀬町一般会計補正予算(第5号)が承認された。新垣安弘町長は、「今回の補正は、低所得の子育て世帯に対する生活支援給付金事業の実施を迅速に行うために必要です。」と強調した。具体的には、補正予算の歳入と歳出にそれぞれ5,810万7,000円を追加し、総額152億1,736万5,000円の予算を確保した。
また、議案第33号において、新垣町長は、「令和3年度八重瀬町一般会計補正予算においては、非課税世帯や急変した家庭に対する給付金と、図書館パワーアップ事業などに対する支援を強化しました。」とのコメントを送った。特に、子育て世帯生活支援特別給付金として3,475万円を追加しており、対象世帯の拡大が期待される。
次に、港川遺跡公園整備工事(R3)の請負契約についても話題に上がった。議案第34号において、新垣町長は、「港川遺跡を教育および観光資源として活用するためにこの工事は不可欠です。」と述べた。契約金額は7,139万円であり、工事期間は令和3年8月2日から令和4年1月18日と定められている。
更に、スポーツ観光交流施設の建設に関する議案第35号も可決された。町長はこの施設が八重瀬町のスポーツ振興において重要な役割を果たすことを期待している。契約金額は34,870万円で、履行期間は180日間である。
最後に、陳情第14号についても報告がなされた。西平原の崩落防止を求めるもので、全会一致でこの要請を採択した。経済産業文教常任委員会の神谷秀明委員長は、「今回の陳情は地域住民の安全を優先する重要なものである」と述べ、議会全体としての支持を求めた。
本日の議会は、八重瀬町の未来に向けた重要な一歩となったといえそうだ。すべての議案が採択されたことにより、地域のインフラ整備や子育て支援が一層加速される見込みである。