令和4年6月、八重瀬町議会は新型コロナウイルス感染予防対策や地域開発の重要課題について具体的な議論が行われた。
まず、コロナウイルス対策では、町内におけるワクチン接種の状況が報告された。6月における接種率は 72.51%とされ、政府の接種勧奨活動が続けられている。未接種者への対応については、防災無線や町公式LINEを活用しているとし、4回目の接種券の発送については6月からスタートする計画が発表された。
同議会では、特に都市計画区域外での開発圧力に関心が集まった。環境保全の観点から、景観条例や建築基準法等を活用する提案がなされ、上原勝彦議員は南城市が実施した制度を例に出し、八重瀬町でも類似手法を採用すべきだと主張した。また、具志頭地域の開発に対する質問が上がり、町長は地域振興の必要性を強調した。
環境問題については、玻名城海岸の老朽化した建物についても懸念が表明された。町からの指導のもと、企業と協力して安全管理の徹底が求められており、今後の進捗は注視される。
さらに、給食センターの老朽化問題が浮上。新垣町長は、食器や調理器具の老朽化対策について、取り替えの準備が進んでいると説明し、住民の健康と安全が確保された給食提供について意義を示した。特に一斉に食器を取り替える必要があるとし、その実現に向けた努力を要請した。
宮城勝也議員は、精神的な悪影響を指摘し、非常に厳しい状況であると強調。新垣町長は、今後も町民の生活環境に配慮した施策を展開すると述べた。