令和3年3月3日、八重瀬町議会第3回定例会が開催された。
本会議では、職員の給与や定数の改正、及び各種条例の改正が審議された。町長、新垣安弘氏は、八重瀬町職員の給与に関する条例について、組織改編に伴う改正内容を明らかにした。特に班制度の導入による新たな職務に関する職名追加が主な目的とされている。
総務部長、山川満氏は、新旧対照表を基に改正内容の詳細を説明した。班制度導入により、現在の係制度から班制度へと業務形態が改革され、業務効率化を図ると強調した。議員からは、班制度への移行についての疑問や具体的な運用方法について質疑が行われた。
特に神谷清一議員は、班制度による業務の変化について具体的な例を挙げ、どのように事務分掌が見直されるか確認を求めた。副町長、石川勝弘氏は、班制度によって業務を遂行する為の協力体制が強化されると答え、より効果的な住民サービスを目指す考えを示した。
また、八重瀬町国民健康保険条例に関しては、大嶺正尚民生部長が新型コロナウイルス感染症に関する実態を踏まえた改正を説明。新型コロナウイルス関連の傷病手当金支給については、支給要件の変更があったが、具体的な支給の実績も紹介された。
さらに、議案第19号の国民健康保険税条例の改正では、所得基準の引き上げがなされ、新たな政策への期待が寄せられた。この改正により、町民の負担が軽減されることが期待されている。
その後、八重瀬町公共施設等建設委員会や総合開発審議会の設置条例についても審議された。町長は、組織改編に伴う課名変更についての合理化を提案し、これらも原案通り可決された。
町議会の最後では、地区計画等の案の作成手続に関する条例も可決され、今後の町づくりに重要な役割を果たすことが期待されている。全体的に、今回の議会では八重瀬町の未来に向けたさまざまな重要な議案が承認された。