令和5年9月5日、八重瀬町議会第5回定例会が開会した。会期は9月28日までの24日間である。議事では町長の行政報告が行われ、地域の行事や住民への説明会を効率的に実施する様子が報告された。
町長の新垣安弘氏は、最近の行事の概要を説明し、住民への説明や地域との連携強化について言及した。「地域の皆様に安心して生活していただけるよう、引き続き努力していきたい」と強調した。
議案の中では、報告第3号として沖縄県町村土地開発公社に関する事業報告と決算報告が提出された。公社の活動内容や財務状況について、副町長の石川勝弘氏が詳細な説明を行った。特に、土地取得と造成に関する実績が明らかにされ、課題として執行率が低下していることが指摘された。
報告第4号では、令和4年度の決算に係る健全化判断比率及び資金不足比率が報告された。この中で、資金不足比率が健全であることが望ましいと説明され、議会からも質疑が挙がった。副町長が、今後の予算編成に向けた考え方を説明した。
さらに、議案第39号から第45号までの一連の議案が上程され、その概要と目的について各担当部長が説明を行った。特に議案第39号の国民健康保険特別会計補正予算や、議案第44号のふるさと応援基金条例改正については、自治会活動支援に資金を振り分ける方向が示され、自治会代表者からの期待も寄せられた。
終了間際には、議案の質疑が行われ、住民生活に密着した内容や予算の使い道についての確認が続いた。各議議員からの意見を元に、より良い地域づくりを目指す動きが見受けられた。町長は「皆様の意見を大切にし、八重瀬町の未来を共に築いていきましょう」と述べ、町議会の結束を確認した。
今後の定例会では、さらなる議案や質疑が続く見込みであり、地域発展に向けた具体的な検討が期待されている。