令和5年9月27日、八重瀬町議会で定例会が開催された。
議題として取り上げられたのは、西部プラザ公園の整備や帯状疱疹ワクチンの補助、災害対策など3つである。
まず、西部プラザ公園についての整備計画が話題となった。公園は現在、面積の約60%が供用されているが、今後の整備計画が重要である。町長の新垣 安弘氏は、「最終事業年度は令和8年度を予定している」と説明した。公園内には子ども遊びや植物展示がありますが、掲載されている情報が老朽化しているため見直しが求められると議員から指摘があった。特に、遊具の紹介パネルは見にくく、改善が必要であるとの意見が出た。これに対して、町長は「公園管理の充実に向けて地域ボランティアとの連携を考えている」と述べた。
次に帯状疱疹ワクチンへの補助について問題が提起された。全国の約195自治体が補助を行っている中、八重瀬町でも導入を検討する必要性があると議員が訴えた。沖縄県内では、座間味村と南大東村のみが補助を実施しているという状況が示された。町長は「財源や実施状況を踏まえつつ検討する」との意向を示した。
最後に、災害対策については、特に台風6号の影響での避難所運営、非常用電源の確保、避難者への医療支援の実情が議論された。避難所は約26時間の停電を経験したが、非常用発電機が稼働し、医療機器のための電源確保が行われたとの説明があった。しかし、町民からは早めの安全対策の強化が求められた。具体的には、冠水対策としての維持管理が重要であり、地域の土木や農林の協力による定期的な巡視指導の必要性があった。
各議題について活発な討論が行われた今回の定例会は、八重瀬町の今後の施策に連なる重要な基盤と位置づけられ、町民の安全・安心な生活の実現に向けた取り組みの重要性が改めて強調された。