令和2年3月24日に開催された八重瀬町議会第3回定例会では、様々な議題が議論された。多くの意見が交わされ、特に会計年度任用職員制度と害鳥被害の対策が注目された。
会計年度任用制度については、地方公務員の雇用形式の一新が進められている。この制度は、職員の身分安定化や処遇改善を目指していると町の総務課長は述べた。また、会計年度任用職員の初任給についても常勤職員に準じて決定される方針で、パートタイムの職員も一定額の手当を受け取ることができる制度となる。
次に、害鳥被害については、地区でのタイワンシロガシラの増加が指摘された。農家からは、被害の実態が報告されており、地元農協と連携しながら捕獲器の設置や対策が進められているという。南部地区では既に同様の実績があり、町も同様の取り組みを模索する考えが示された。
施政方針においては、地域資源を活用した観光振興が述べられた。観光業者との連携を強化し、八重瀬町の自然や文化を体験できる商品が開発される予定である。町商工会とともに、積極的に観光関連事業を展開していく方針が示された。
旧具志頭中学校体育館の利用計画では、耐用年数も残っていることから、体育館の改修を行いながら、地域行事や集会の場として活用する方針が提示されている。
最後に、南の駅に関する議論が行われ、案内看板の整備や観光促進のための施策が協議された。観光商工課は、観光客の誘致に向け、様々なイベントの開催を通じて町内経済の活性化を図る方針を示した。