令和2年9月24日に開催された八重瀬町議会の第7回定例会では、観光振興や旧具志頭中学校の利用についての議論が行われた。この議会では、観光資源の活用や再生に関する提案が中心に進行された。
特に、八重瀬町観光振興基本計画に関して、山コースや海コースの魅力について再確認がされた。鍾乳洞協会の活動が町の観光資源として、熱帯カルストツアーやものつくり体験が行われていることが紹介され、町長の新垣安弘氏は、事業開始に向けての支援をしたと述べた。この事業は、南の駅やえせを拠点に進められ、観光客を呼び込むことが期待されている。
また、カサノリやホロホローの森における生物の調査についても触れられ、平成21年度に策定した計画以降の定期調査は行われていないことが報告された。観光の観点からは新たな資源の調査・開発が必要であると認識されている。
一方、旧具志頭中学校体育館の議論では、今後の跡地利用についての進捗が求められたが、未だ具体案は出ておらず、観光利用といった方向性の模索が続くとされた。教育施設としての活用や新設に関しても、町長からの今後の明確なビジョンが期待されている。