令和2年5月19日、八重瀬町議会の第4回臨時会が開かれ、重要な議案が次々と可決された。
特に注目されたのは、令和2年度八重瀬町一般会計補正予算(第1号)の承認についてである。町長の新垣安弘氏は、補正予算が特別定額給付金や子育て世帯への特別給付金事業を早急に進めるため、専決処分にて行われたものであることを説明した。
補正により、歳入総額が172億7,727万2,000円から172億7,727万2,000円にまで増額される。新垣町長は、「コロナウイルス対策に万全の環境を整えている」と述べ、町民の生活を支える重要な施策であることを強調した。
続いて、承認第2号として国民健康保険特別会計の補正予算も承認された。こちらもコロナウイルス感染症に伴う傷病手当金支給に向けた予算が組まれ、総額は36億7,130万9,000円となる。これに関して、町民への周知方法を総務課長の上地良則氏が説明した。
また、八重瀬町税条例等の改正も行われる。大嶺正尚民生部長は、特に必要性のある改正であるとし、税制の透明性を向上させる意義を訴えた。
議案第26号では、八重瀬沖での中層型浮漁礁更新工事の請負契約にも言及。経済建設部長の金城進氏はこの工事が漁業資源の保護と管理に寄与する重要なプロジェクトであると紹介し、契約金額は8,679万円と報告した。
新型コロナウイルス感染症に対する対応策として、後期高齢者医療に関する条例の改正も可決された。これにより傷病手当金の申請受付を開始する旨も発表された。新垣町長は、「町民の健康と福祉は最も重視すべき課題である」と強調し、迅速な対応を約束した。
以上のように、令和2年八重瀬町議会第4回臨時会で承認された議案は、地域の福祉向上に寄与することが期待されており、町民の生活基盤を支える重要な施策が次々と進められている。議会は今後も、地域の実情を反映させた迅速な議決を進めていく必要があると感じられる。