令和3年4月6日、八重瀬町議会は第4回臨時会を開会し、議案第27号として令和3年度八重瀬町一般会計補正予算を審議した。
本会議において、町長の新垣安弘氏は議案第27号について、歳入歳出予算の総額に2億1,044万8,000円を追加し、新しい総額を148億44万8,000円とすることを提案した。この補正予算には、特にコロナウイルス感染症対策を強化するための費用が含まれています。
具体的には、経済建設部長の野原一夫氏がプレミアム商品券の発行計画について説明。この商品券は町民に対して物品購入を促し、地域経済を活性化することが目的であり、500円券と1,000円券を新たに分けて販売することが計画されています。前回の販売では町内の業者で多く消費された実績があり、今回も同様に地域内での流通を目指すとのことです。
また、今回は特に、地域支援事業においては、各自治会に対してマスクや消毒用具の配布が検討されています。総務課長の上地良則氏は、「財政的な観点からも、地域住民のニーズに応じた形で支援を行いたい」と述べ、調整や準備が必要であるとの見解を示しました。
質疑の場では、複数の議員からコロナに伴う飲食業者への支援や、雇用の状況についての質問があり、町長や各部長が慎重に答弁した。特に、副町長の石川勝弘氏は、「コロナ影響を受けている事業者への支援については今後も継続的に検討している」と述べ、今後のコロナ経済対策に言及した。
すべての質疑が終了した後、討論を経て、議案第27号は全員賛成で可決された。これにより、令和3年度八重瀬町一般会計補正予算は正式に承認された。町議会は、地域のコロナ感染症対策を一層強化する姿勢を示しつつ、今後の事業展開に期待が寄せられています。