令和4年9月21日に行われた八重瀬町議会第7回臨時会では、2つの主な議案が審議された。議案の一つは、令和4年度八重瀬町一般会計補正予算(第4号)の承認に関するものである。
町長の新垣安弘氏がこの議案について説明した。議案書によると、補正予算は新型コロナウイルスワクチン接種体制を確保するためのものであり、その予算額は4,484万6,000円である。新垣町長は、アフターコロナに向けた接種体制の重要性を強調し、経済活動の再開に繋げると述べた。
質疑応答の時間では、神谷信夫議員がワクチン接種の進捗状況と接種率について確認した。民生部長の大嶺正尚氏は、町全体の接種率は71.57%であり、今後も継続した取り組みが求められると述べた。また、国からの100%補助金を受けており、予算不足の心配はないと強調した。
続いて、議案第65号のくばが橋補修工事の請負契約について審議された。新垣町長は、この工事の目的と相手方について説明した。契約金額は6,754万円であり、設計価格との差異の理由についても触れられた。
経済建設部長の野原一夫氏は、入札に関する疑問に対し、業者が自主的に見積もった結果であると回答し、過去数年の人手不足や原油高騰が影響していると述べた。これは、需要と供給のバランスからくるものであり、今後の改善に期待が寄せられる。
質疑が終了すると、承認第4号と議案第65号のいずれも原案通り可決された。昼下がりには臨時会が閉会され、議長の金城秀雄氏が会議を締めくくった。今後、八重瀬町においては、これらの施策が地域の安全と健康の維持に寄与することが期待される。