令和6年6月6日、八重瀬町議会の第3回定例会が開催された。
本議会では、八重瀬町体育施設等の設置及び管理に関する条例の改正が議題となり、賛成多数で可決された。具体的には、老朽化が進んだ具志頭運動公園の再整備を目的とし、新たな施設の設置が求められている。上原勝彦議員は「地域活性化と雇用創出が期待できる」と強調した。
また、二つの陳情も採択。義務教育費に関する意見書では「国庫負担の堅持」を求め、教育現場の財源保証を訴えた。さらに、30人以下学級の早期実現を目指す意見書も通過。これにより、過大な担任負担の軽減が期待されている。
議会ではまた、具志頭運動公園の再整備についても質疑が行われた。議員らは、スケジュールや進捗について説明を受け、町民への周知が重要だと指摘した。町の教育次長は、基本計画の進捗に合わせ、スケジュールを示す予定があると述べた。
文化財の保護についても議論され、関連する課題が浮かび上がった。特に「慶座井」の保護状況が懸念され、教育長は「必要に応じて修復作業を行う」との考えを示した。
この定例会では、町の重要政策に関して活発な意見が交わされ、今後の方向性が各議員から示された。特に、観光振興と文化財保護が両立する形での町づくりが進められる必要性が指摘され、有意義な議論が行われた。