令和5年5月12日の八重瀬町議会第3回臨時会では、重要な議案が審議され、すべて可決された。
この臨時会では、特に令和5年度八重瀬町一般会計補正予算についての審議が注目された。町長の新垣安弘氏が「本臨時会における補正予算は、新型コロナウイルス対策を含む急務である」と強調し、その承認を求めた。これに対し、副町長の石川勝弘氏が、令和5年度一般会計補正予算に関する詳細な説明を行った。
承認第1号において、新型コロナウイルスの接種体制を確保するための予算措置が必要となり、そのために歳入歳出それぞれ8,326万6,000円を追加することが提案された。歳入の計上については国庫支出金と繰入金が含まれ、補正後の総額は152億9,326万6,000円となった。
議案第32号も同様に、令和5年度八重瀬町一般会計補正予算に関するもので、その総額に対し2億8,745万3,000円を追加すると説明され、可決された。議案第33号については、国民健康保険特別会計補正予算が提案され、歳入歳出それぞれ2,500万円を追加することにより39億4,236万1,000円の予算となった。
最後に、学校線道路整備工事の変更請負契約についての議案が上程され、総額の変更や工事期日の延長が報告され、こちらも可決された。新垣町長は「この工事によって、地域の交通安全が向上することを期待している」と述べた。
八重瀬町議会では、今後も住民の生活向上に資するような施策を進めていく方針が示された。