令和4年第4回久米島町議会臨時会が、5月23日に開催された。
この日は、町長の桃原秀雄氏が就任挨拶を行い、議員や町民への支援を求めた。その後、議会は、職員給与やふるさと寄附金に関する条例の改正案、動産の買入れなど複数の議題を審議した。特に、久米島町職員の給与改定について、総務課長の大城学氏は、遡及しない場合の影響額が約820万円と説明した。
また、ふるさと寄附金積立基金条例の改正案が提出され、地域再生に向けた受け入れ体制が議論された。企画財政課長の古堅宗治氏は、企業版ふるさと納税「の重要性を強調し、企業との関係構築の必要性を述べた。新垣幸子議員は、今後の取り組みとして多くの企業に寄附を提案し、各地の成功事例も参考にすべきだと発言した。
議事の続行中、動産の買入れが1億1272万8000円で審議され、可決された。新たに救助工作車が購入されることとなった。また、副町長と教育長の選任も可決され、副町長には中村幸雄氏が選任された。教育長には宇江城詮氏が選任された。教育長候補者の宇江城氏は、幅広い経験を生かした教育行政の推進を期待されている。
最後に、久米島町選挙管理委員会の委員が新たに選出され、全日程を終了し、議会は閉会した。議会の運営にあたる議長の玉城安雄氏は、今後とも住民福祉向上に努める旨を約束し、この日は終了となった。