令和3年3月定例会で行われた一般質問では、主に市内の交通、環境、福祉、教育に関する問題が議論された。
最初に、平良眞一議員が道路整備と信号機の設置について質問した。市道我如古21号の進捗や市民からの要望状況が話題に上がった。建設部長の石川康成氏は、令和2年度の進捗状況を説明し、約300メートルの道路整備が完了したことを報告した。また、その後の未買収地に関する交渉状況も続けて説明された。
次に、上里広幸議員が見守り自販機運営委託事業について質問した。この事業の目的は認知症対策であり、訪問や位置情報の共有がどのように行われるかについて具体的な回答があった。子供の居場所提供や、地域での取り組みも重要視され、実施状況が確認される。
ウェブ会議形式で進められた沖縄振興計画の意見交換に関しても触れられ、県と各市町村の協議が進んでいる中で、効果的な制度設計の必要性が強調された。特に、国との調整が今後の重要な課題とされ、情報共有や意見収集が欠かせないとの意見が多く寄せられた。
さらには、健康に関する施策が取り上げられた。接種率の向上を目指すワクチン接種に関する準備状況が報告され、今後の進め方や感染症対策が確認された。特に、乳幼児健康診査に関しても、受診率を高めるための努力が求められる。
また、いこいの市民パークの屋外バスケットコートの整備状況についても議論された。設置されている遊具の老朽化や、安全性への懸念が提起され、今後の対応策が必要であるとの指摘があった。総じて、利便性や安全を確保しながら運用される公園の重要性が語られた。
不登校を含む教育問題においても議論が進み、カウンセリングや地域との連携による支援が強調された。特に、子供たちの心のケアが求められる中で、学校だけでなく地域の協力も不可欠であるとの意見が多かった。