令和6年6月26日、糸満市議会は第4回定例会を開き、議員21名が出席した。この会議では、一般質問が行われ、特に市長の1期目と2期目の選挙公約について多くの発言があった。
当初、山城渉議員は、当銘真栄市長の1期目の公約の達成状況に焦点を当てて、市長が掲げた「当銘シンエイ糸満を元気にする」という約束について詳しく問うた。企画部長の国吉丘氏は、子どもの育み事業に関しては6項目に着手し、2項目を達成したことを伝えた。また、真栄里地区のまちづくり構想についても、全ての4項目に着手しており、現在1項目の達成を報告した。
山城議員の質問の中で特に注目されたのは、市長の2期目の公約においてどう新たなまちづくりを進めていくのかに関してだ。「教育と文化創造の成長戦略」や「地場産業の成長戦略」が含まれていることを述べ、具体的な事業内容を明らかにするよう求めた。市長は、教育や文化活動の成長に重きを置く方針を強調した。
また、6月補正予算についての質問も多く寄せられた。山城議員は、複数の選挙公約が任期中に予算化されていないことを指摘し、これに対する回答を求めた。水道部長の金城聡氏は、旧南部病院の改修および子ども未来部長の真栄田由美子氏は、社会福祉センターの建て替えの重要性について話した。市長も、この重要性について十分理解していると答弁した。
さらに、教育や福祉に関する質問も多岐にわたり、市民からの信頼に基づくより良い施策を模索していることが見受けられた。特に、尾竹書店から寄贈された本でつくった巨大ブロックを使用した新たな福祉政策の展開が期待されている。
この会議では、市民の期待に応える形で、住民との連携強化や防災対策の改善が語られ、多くの議員から具体的な提案も寄せられた。市長は今後も市民の声に耳を傾け、透明性のある市政運営を約束した。市議会は住民の安全と福祉のために、今後も様々な施策を進めていく必要がある。