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宜野湾市議会、予算案審議で活発な質疑

宜野湾市議会の定例会で令和3年度予算案が審議され、資料要求や予算編成方針についての質疑が活発に行われた。
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令和3年3月11日、宜野湾市議会定例会が開催された。

本会議では、令和3年度一般会計予算に関する議案が中心に取り扱われ、各議員からの質疑が活発に行われた。特に、宮城 克議員が予算審議に当たり必要な資料についての要求を行ったほか、桃原 功議員は令和3年度の予算編成方針について質疑を行うなど、予算案の詳細についての理解を深める取り組みが見られた。

具体的には、宮城 克議員が974ページにわたる予算書の特定項目に対する十数件の資料要求を行い、特に自治会育成補助事業や学習施設に関する事業内容に関する資料を請求した。

「この事業の内容に対する資料をお願いしたい」と訴えた宮城 議員に対し、安藤 陽企画部長は「全て資料を御提出させていただきます」と応じた。

また、桃原 功議員が令和3年度の予算編成方針について議論を展開し、「42億3,000万円という財源不足の見込みが大変衝撃的」と懸念を示しつつ、その背景となる経営のシミュレーションについての資料も要求した。「この金額を計算した資料の提出をお願いしたい」と求めた。

さらに、教育費に関連して、岸本 一徳議員は、要保護及び準要保護学用品費援助事業に関する予算の推移について質疑し、「このことは、教育委員会だけの問題ではない」と発言した。教育福祉の観点から、全ての子供たちに対する支援の必要性を訴え、文科省の基準と他都市の支援との比較表についての資料を求めた。これに対して又吉 直正指導部長は、資料要求に応じることを約束した。

防災対策に対する関心も高まり、伊波 一男議員が防災関係の資料提供を求めた。この中で防災に必要な事業に関する具体的な数値と実績の提示を求める意見が出された。特に、東日本大震災から10年が経過したことから、その教訓を生かすための対応を議論する場面も見受けられた。また、伊佐 文貴議員は「放課後児童クラブ利用者負担軽減事業の今後の見通しについて確認したい」と言及し、支援の持続性を模索する声が上がった。

このように、多岐にわたる質疑と資料要求が行われ、各議員が市民に対する義務を果たすため、真摯に予算案の審議に臨んでいることが示された。さらに、会議後半では、各部長から求められた資料への対応についての説明もあり、会議は円滑に進行した。議長は最終的に「本日の会議を閉議する」と宣言し、次回は3月12日に再開される旨を通知した。

議会開催日
議会名令和3年第433回宜野湾市議会定例会
議事録
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