令和5年第451回宜野湾市議会定例会が開催され、複数の重要な報告および議案について審議が行われた。
特に、報告第13号での「令和5年度宜野湾市土地開発公社事業計画、予算及び資金計画」が注目を集めた。この計画について、建設部長の又吉直広氏が詳細を説明した。事業収益がない状況下で、予算は6万6,000円となり、収益のマイナスは659万2,000円に達する見込みであることが指摘された。
また、我如古盛英議員は、過去の土地取得に関連する繰越金の扱いについて質問した。建設部長は、この繰越金は将来的な開発に備えた財産であると回答した。地元財政の逼迫に対する懸念も示され、今後の資金の流用について慎重に検討が必要であるとの見解が表明された。
次に、報告第14号「令和4年度株式会社ティ・エム・オ普天間事業報告及び決算報告」が行われた。市民経済部長の嘉手納貴子氏は、サンフティーマの事業活動や地域貢献について報告した。売上高は前年より4％増加したが、来店客数は減少したことは課題として残る。
また、経済回復への期待や地域活性化のための施策が確認された。御質疑の中で、我如古議員は地域貢献活動の一環として、バス停設置に関する取り組みについても言及した。
議案第38号から第46号まで、職員給与に関する条例改正や消防通信指令施設運営協議会規約の変更など、幅広い議案についても質疑が続けられた。議会は、これらの議案を各常任委員会に付託することを決定した。特に、議案第41号の屋外劇場改築工事については入札不調の経過が懸念された。
今後の対応として、次回の臨時議会で再度議論される見込みだ。このように、議会に賜る意見を尊重し、適切な情報提供がなされることが重要だと考えられる。