令和2年6月11日、宜野湾市議会は定例会を開催し、重要な議案が上程された。
主要な議題の一つに、令和2年度宜野湾市一般会計補正予算(第3号)の専決処分の承認があった。
この補正予算は、新型コロナウイルス感染症に関連した緊急支援策の一環として位置づけられた。
松川正則市長は、「市内事業者への支援や、生活支援策などを速やかに実施するために予算を補正する必要があった」と強調した。
また、議案第21号の「宜野湾市男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例の制定について」は、賛成少数で否決された。
議員の間では、「この条例は男女平等や多様性の尊重を促進するために必要なものであった」との意見が多数を占めていた。
これに対し、反対意見も寄せられ、条例の内容に関する見解の相違が議論の焦点となった。
後期高齢者医療に関する条例の改正もあり、健康推進部長の崎間賢氏が、「新型コロナウイルス感染拡大防止のため、傷病手当金の支給を促進する改正が必要だった」と説明した。
さらに、国民健康保険税条例の改正も提案され、収入が減少した加入者への減免措置が強調された。
自治体としての立場から、公用車による交通事故の報告も行われ、事故を起こした職員への指導強化が求められた。